今日の勉強

吸収性無気肺についての勉強。

 

はじめに

 肺でガス交換がおこなわれると、酸素は血液側へ移行し、二酸化炭素は肺側に移行する。このように、肺でガス交換が行われる。

 

吸収性

 高い濃度の酸素を吸うと、肺の窒素割合が少なくなる。ガス交換がおこなわれることにより、酸素が肺へ移行すると、酸素が無くなった分の肺胞内の体積は小さくなってしまう。

 ※吸入酸素濃度が高いと、肺胞にある酸素が占める体積が大きくなる。

 

無気肺

 気体が無い。肺胞が潰れてる状態です。高い酸素濃度の酸素を吸って、ガス交換がおこなわれると、酸素は血液側へ移行することによって、肺に酸素が少なくなってしまう。そのため、肺は膨らんだままにならず、しぼんでしまっている状態となる。しぼんでしまうと、ガス交換が出来なくなる。

 

高濃度の酸素投与は、吸収性無気肺を起こす可能性があると言われている。

必要な酸素を供給することが重要である。SpO2や血液ガス分析を用いて、血中の酸素濃度を管理する。

 

※空気中に窒素があるために肺胞が潰れることを防いでいると考えられる。人工呼吸器を使用している場合、PEEPをかけておくことで虚脱を防ぐことが可能であると考えられる。

 

空気中のガスの割合

 ・窒素78%

 ・酸素21% 

 ・アルゴン0.9%

 ・二酸化炭素0.03%